本番の様子
~2011年東日本大震災の8日後、岩手県宮古市田老第三小学校からギャラリーしろかわに届いたかまぼこの絵。愛媛と岩手を結ぶ物語~
このミュージカルは、『つながる奇跡』。愛媛県西予市と岩手県宮古市を結ぶ物語です。2011年東日本大震災の3時間前にポストに投函した、宮古市立田老第三小学校の子どもたちのかまぼこの板の絵がギャラリーしろかわに届きました。田老は甚大な津波の被害があった地域です。どうやって届いたのか誰にもわからず『奇跡のかまぼこ板』と言われました。そこから次々と奇跡がおこり、二つの町はあたたかい絆で結ばれていったのです。そんな本当にあったお話をもとにオリジナルの脚本を書きました。客席で泣いたり笑ったりしながら皆さんの心にも奇跡を起こしてください。会場でお待ちしております。
東京銀座会場の様子
奇跡の劇団「みかん一座」の未完の軌跡「ミュージカルする人、この指止まれ!」一人の声が、石を投げ込まれた池の波紋のように広がった。 友達が友達を連れてきた。
愛媛にある小さなアマチュア劇団「みかん一座」。座長・戒田節子さんは、地元南海放送のアナウンサーという異色の劇団だった。若者たちに「ミュージカルする人、この指とまれ!」とラジオで呼びかけた。いろいろな困難を乗りこえての公演は大きな感動を呼び、1回だけで終わるはずだったのが…。 「みかん一座」は、その後も多くの人を巻き込み、地元愛媛を題材にしたミュージカルや、地球環境やひきこもり、いじめなど社会的なテーマにも取り組んでいった。 なかでも、奇跡的な出来事となったのが、シーボルトの娘・イネを主人公にしたミュージカルを、シーボルトの生地・ドイツのビュルツブルク市で公演したこと。松山出身の開拓者・和田重次郎の物語もアラスカで公演したこと。 この本は、戒田節子さんが定年を迎えたのを機に、これまでの35年の歩みをまとめたもの。劇団員しか知らない裏話も満載されていて、興味は尽きない。
その他みかん一座としてのいろいろなイベント参加予定や、戒田節子自身の今後の予定をお知らせいたします。
「みかん一座 輝け瞳!〜この指とまれの35年〜」
戒田節子座長著